PictBLandに課金するべき人ってどんな人か考えてみました。
Pict BLandさんは一部界隈の人のためのクローズドサービスです。
(内容は名前から察してください。姉妹サイトがNLとかGL界隈向けになっています。)
もちろんインターネット上に公開している時点でどこまでがオープンで、どの辺からクローズなんだ、という話もあるのですがここではその話は置いておきます。
サービスの概要
投稿者向け
- Pictとありますが小説の投稿も可能です。
むしろ画像の閲覧にはちょっぴり弱いというか見辛さを感じることがあります。(個人の感想です) - 標準で検索除けの設定がされます。二次創作のキャラクター名で検索されて引っかかったり、ということがないです。大変うれしいです。
- ピクログ、という短文向けの機能などもあったり、掲示板風のスレッド機能などもあるので個人的には字書きさん向きな気がしています。
- 作品にはタグ付け、シリーズ設定ができます。
- 作品ページでは右クリック禁止になっているので無断転載などされる不安が軽減されます。
- 色々な投稿イベントが開催されている&開催できる。(運営さんや利用者有志でお題を決めて作品投稿するイベントや特定タグをつけて投稿すると自宅にバラが届いたりする面白いイベントもあります)
閲覧者向け
- アンテナタグ設定をすることで、好きなジャンル、好きなタグの更新が追いやすいです。特定のタグを登録すると、そのタグを含んだ作品がマイページに抽出表示されます。(複数登録可能です。タブで切り替えます)
フォローしたユーザーさんがステキ(=いいね!)した作品も流れてきます。↓の地雷除け設定と合わせるとかなりの精度で自分が読みたい話を選り抜きできます。 - 地雷除け設定があります。地雷持ちにはかなりありがたい機能だと思います。
具体的には除外タグ・除外ユーザーが設定できて、自分の検索結果に表示されない・ワンクッションおいての表示にできる機能です。作品単位で除外してくれるので、これだけでも結構助かる人がいるのでは? - ステキ(=いいね!)、コメントが非公開で送れます。
公開でもいいし非公開でもいいです。ドマイナーでアレな感じの話にステキしたいけど、フォロワーさんにばれたくないときは非公開でいいと思います。でも、書いてる側のドマイナーでアレな感じの作品に誰それさんがステキくれた! 同志ここにいた! という感動と引き換えているので性癖に刺さったら非公開のコメントと併用するなど上手く使い分けましょう。(投稿者側で非公開・匿名でのコメントやステキを禁じる設定をしていることもあります)
利用者共通・その他
- 要望に対して運営から見える形でレスポンスがある。
細かい改善みたいなのをしようという姿勢が見えます。また、実際に実装・改善された機能も多いです。サーバーは一時期に比べて劇的に軽くなったので個人的にその辺は評価したいと思います。 - 関連サービスで気になるものがある。
ピクブラさんを利用する層が気にしそうな感じのサービスが展開されています。個人的に特に気になるのはフォロワーさん限定通販サイト(Pict Speace)。手渡し頒布システムとか、ちょっと気になります。他にも文章を縦書きPDF化できるWebアプリ、透かし画像作成Webアプリがあります。ちょっと癖はありますが無料で使えて、要求にハマっていればかなり使えます。 - 支払い方法が豊富。Webマネーなど電子通貨で特定期間分を買いきることができます。クレジットが怖い人にもいいと思います。
- フォローやお気に入り、ステキ(=いいね!)、コメントに「非公開・匿名」機能がついています。その上で投稿者さんが非公開・匿名を禁じる設定もあります。皆で好きに暮らそう感がいいですね。
- タグ付けが検索目的に絞られているので作品が探しやすい。
難点
・結構方々で言われていますが、運営さんのスタイルがかなり独特&過去に失敗・失言などあって嫌っている人も多いです。
特に課金回りで失敗したのは痛い。
(2017年に解約が正常に行われず、クレカで必要以上の引き落としがされるという問題が起きました。現在は払い戻し対応が完了、月額課金退会について専門の窓口が設置されています。)
・なんとなく競合大手さんに比べると画面が見辛い。
画面サイズで幅が変わらないからでしょうか。なぜ見辛いのかよくわからないんですが、なんとなく見辛い。
・PCとスマホで使える機能や表示が結構違う。(投稿、閲覧ともに)
個人的にこれが結構不便。PC版では(検索除けの意味なくなるとは思いつつも)投稿時に設定するとTwitterでの共有ボタンが付けられるのですが、スマホから見ると付いていません。
小説の投稿後の修正機能や、投稿作品の閲覧状況がグラフで見れる機能などは後からスマホでもできるようになったので今後に期待、なのかもしれませんが…。
・クローズドサービス&中の作品が検索に引っかからないということもあって、知名度及び投稿作品数がやや寂しい。
この辺は運営さんもかなり気にしているのですが、某大手さんが投稿作品を論文に利用されて投稿者たちが恐慌状態に陥ったところで、畳みかけるような宣伝をしていたところ一部から顰蹙を買いました。
課金のメリット
プレミアム会員になる(=課金する)と、
・広告が非表示になる
・サービス内のほぼ全ての機能が強化される(アンテナタグ登録数やアクセス解析期間、投稿したものの編集権付与など)
・一部関連サービスで優待がある
というのが主なメリットです。3項目で終わってしまっているのですが、真ん中の「全ての機能の強化」が本当に全機能の強化なので、このサービス内で積極的に創作及び閲覧をしていこうと思うとプレミアムかそうじゃないかで快適さに差がつきます。
このサービスの売りでもある除外検索に登録できるタグ数についても強化されますので地雷除け目当てなら検討すべきでしょう。一般では30タグ、プレミアムなら1000タグです。
ただし、そもそも自分の好きなジャンルでの作品登録が少ないなど、閲覧範囲によっては一般会員でも充分快適に過ごせますので一定期間は様子を見ることをお勧めします。
料金
金額はやや変則的な設定になっています。2019年3月時点で
・月額自動引き落としなら1ヵ月で\540
・一括購入の3ヵ月+1週間で\1,620
・一括購入の6ヵ月+3週間で\3,240
・一括購入の9ヵ月+6週間で\4,860
・一括購入の12ヵ月+9週間で\6,480
+〇週間の部分はボーナスみたいなものです。ちなみにサービス支援のために追加で課金することもできます。
総括
当たり前ですが必要であればプレミアムになりましょう。ただコンテンツ、特にボリュームとよく相談してみてからが良いでしょう。
個人的にはお世話になっているのでこのまま頑張ってほしいと思いますし、関連サービスもぜひ利用してみたいと思っています。