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SONY-WF-1000XM4 感想色々

2022年2月26日

こんにちは。
今日は超かわいいSONYさんの完全ワイヤレスイヤホンWF-1000XM4を使っておよそ3ヵ月経過しましたので、感想記事を書きます。
結論…すごくいい。音楽に集中できるときは是非これで聞きたい。けど、2022/2末に発表されたオープンイヤー「LinkBuds」との二重使いも気になるところ。正直LinkBuds めちゃくちゃ欲しい。

本記事前提(前置き)

イヤホン・ヘッドホンってまずスマートホンに付いてきたやつで間に合うんですけど、そうじゃなくて別に欲しいなって思って、まずはワイヤレスの安いのを買いました。
ワイヤレスいいな、楽だなって思った&周囲の音あんまり聞こえないのが善し悪しだなぁと思ったので、なんかないかなーで探したSONYのSBH82Dっていう、オープンイヤータイプのヘッドセットがすごく良かったんですよ。良かったんですけど、耳元のパーツのところがバッキリ折れちゃいまして……。(接着チャレンジしましたが失敗しました。うまく付かず、どうしても外れてしまいます)

片耳でもまあ使えなくはないのですが、使う部分と使えない部分の重量比率が微妙なことになったので、新しいの、できればオープンイヤータイプもう一個出てないかな、と探したのですが色々ありましてSONY-WF-1000XM4を買いました。オープンイヤーではなかったですれども。

SONY-WF-1000XM4スペックあれこれ

使っていても細かい数字について頭をよぎるかって言うとそうではないので感覚のみ説明します。一言で言うとすごいんですよ。

梱包

スペックに入るのかよ、と思われた方すみません。これは入れていいと思うので入れます。ちょっと感動するくらい可愛いしコンパクト。無駄もなくて環境への配慮も見てわかるのがすごく良かったのでものすごい写真を撮りました。ご覧ください。

外箱

まず外箱です。ツルっとしているように見えますが、実際は紙で出来ていてさらっとした手触り。

上側の蓋?を取るとイヤホンケースが埋まっています。イヤホンケースは実際ほぼ埋まっているので、中箱を持ち上げて外すのが良いと思います。が、ここでは梱包の可愛いアピールのためイヤホンケースを取り出して再度中箱を戻します。

お分かりでしょうか?中箱の底に可愛いイラストが覗いています。
下に何があるかっていうと、

こんな感じの、イヤホンケースからイヤホンを取り出す、しまうイラスト&専用アプリのDL用QRコードが記載された薄い箱が入っています。
イヤホンケース、薄い箱、外箱の残っている部分並べるとこんな感じ。

この薄い箱の中には説明書系の書類が入っています。

で、右下に見えています外箱の残り部分には片側にイヤーピース2種(&最初からイヤホンに装着されている1種で計3種)と、残り半分のスペースに充電用ケーブルが入っています。

凄くないですか?全部紙で出来てるんですよ。無駄なく、しかしキッツキツに入っているところもなくて一個一個外して開けていくのがすごく楽しかったです。
ちなみに充電ケーブルはUSB TYPE-Cです。

イヤホンケース

まだ箱なんかい! と思われたらすみません。
いや、完全ワイヤレスイヤホン使うの初めてだったのですごく感心したんですよ。
手のひらサイズでころん、としたデザインが可愛く、手触りもするんとしていて心地よいです。イヤホンを収納する部分にマグネットが入っていて、しまう時にカチャンとはまり込む感覚が良いですね。(刻印を入れてもらったので刻印部分は黒塗りしてあります)
収納は左右固定です。あれ、入らない、と思ったら反対側にいれましょう。

個人的には(注文画面で見てそういう色であることは承知していますが)このカラーの名前がプラチナシルバーっているのがちょっと納得いかないかな……「シルバー」の名前を使いたいならサンドシルバーとか、もっというとシルバーより「ウール」とかのが近い色かな、と思います。

充電機能

本イヤホンの充電はイヤホンをケースにいれた状態で充電します。
で、イヤホン、とケースそれぞれにバッテリーが積まれているので、イヤホンの充電が減ったら、ケースに入れると、電源につないでいなくてもケースのバッテリーから充電ができます。急速充電してくれるので「バッテリーが少なくなりました」というイヤホンからのアナウンス音声を聞いてからケースにしまってお手洗いだの間食だので10分ほどしてまた装着するとまたしばらくは稼働してくれます。
ちなみに充電時はケースの綴じ合わせ部分がオレンジに光ります。開閉時には緑に光ります。

遮音性・ノイズキャンセリング

素の遮音性

いや、本当にすごい。一個前に使っていたのがオープンイヤータイプで、本当はその後継機あればよかったんですがタッチの差で出ていなかったんで、外音取り込みモードがある、っていうこの機種を買ったんです。ノイズキャンセリングもオフにできるって書いてあったので。
なんですけど、いや、ほんとにイヤーピースだけで遮音性がすんごくいい。ノイズキャンセリング切ってても格段に外界の音が聞こえないんですよ。気持ちよく音楽のフルパートが拾える音量で聞いてると、外界音を結構聞き逃してしまいます。

ノイズキャンセリング

素の遮音が良いので、ノイズキャンセリング入れるともうほんとに全然聞こえない。ちょっと離れた位置(3メートルくらい?)にいた家族と目が合って、向こうが何か喋ったんですけど完全に口パクにしか見えなかった時には背筋の凍る思いがしました。(大した要件じゃないのはわかっていましたが、本気で聞こえなくて口パクになってる状態って、バトル漫画でとかで見たことありましたが体験すると非日常感のあまりか、怖いと感じました)

外音取り込みモード

外音取り込みモードにするとノイズキャンセリングオフの状態(イヤホンつけてるだけ)よりも人の声だけは拾う、というこれまたすごい状態になります。付けてるだけでこんなに遮音すると思わなかったのであんまり使わないかな、と思っていたのですが実際にはかなり使うことになりました。
本当に遮音が良すぎるので、外音の取り込みはMAXの20以外試していないです。
どうでもいいですが、モード切り替え時にイヤホンさんは外音取り込みモードを「アンビエントモード」と言います。説明書あまり読まない勢がちょっとビビったのはご愛敬……

イヤーピース

梱包の項でも記述していますが、SMLの3種が付いてきます。よくある薄いシリコンとは違い、ちょっとだけ厚みがあるウレタンみたいな素材で、指で押すとへこむ弾性があります。サイズごとに色が違っていて分かりやすいです。しっかり押し込んで付け替えます。
アプリで自分にあうサイズの判定もしてくれますが、充電100%から充電切れアナウンスまでつけっぱなしにしていて耳が痛くなるようならワンサイズ小さくしてもいいと思います。(個人の意見です)

片耳使用OK

本イヤホンは片耳でも使用できます。
遮音性が良くて外音取り込みモードでも急に話しかけられるかもしれなくて不安なとき、片耳を外しておけば万事解決。片耳づつならイヤホンが交互に充電できるのでバッテリー切れの心配も皆無となります。
もちろん音質というか音楽を聴く、という目的に対しては性能が落ちますが、ゲームのBGMを聞いていて家族の呼びかけに対応できず臍を曲げられてしまうようなアクシデントを防止できます。

音質・音量

専用アプリから好みの音質に調整ができますが、ふり幅がデカい。そして調節内容が細かい。
ノーマルでしばらく聞いた後、プリセットで設定されているものに切り替えて聞くと全然違って聞こえてしまい、元の音楽が何だったのかちょっとわからなくなる……。
イヤホンでアレンジしてるって言われても信じるレベルで別物の聞こえ方になるので、基本的には初視聴の曲はノーマルが推奨。飽きるほど聞いた曲を気分に合わせたい時に弄るのがいいと思います。
ちなみに人の声には殆ど影響しないので、好きな歌手の声が違って聞こえる、という感じにはならないです。VOACALOIDでも大丈夫そう。(歌わせ方で人の声判定から外れると曲と一緒に動いちゃうかも?)
接続相手にもよりますが、かなり小さい音から大きな音まで調節できます。安いワイヤレス使っていた時には全然音が小さくできなかったのでこの辺は流石SONYさんという感じ。(いや、たまたまそういう小さい音はいらないだろう的なメーカーに当たったのかもしれませんが)

専用アプリ

イヤホンのバージョンアップもありますのでインストール必須です。
音質の項でも触れたイコライザ機能が使えたり、自分にあうイヤーピース(同梱3種に対し、密閉性を確認してくれる)を判定したり、PS4/5のトロフィーみたいな実績記録もつけてくれます。(何日起動/使用した、とかイコライザを初めて使った、とか)

機能割り当て変更

また、イヤホンの面になっている部分にタッチすることで音量を変えたりできるのですが、その機能割り当てを変更できます。
デフォルトは左右忘れましたが、音量調節と音声アシスタント起動(iPhone・iPadならSiri)ですが、繋ぐ機器が5台まで繋げる&アシスタント積んでいないゲーム機器にも繋ぐので私は右を外音コントロール、左を音量調節に変更しています。
どの機能変更もお手軽にできるので、スマホやタブレットとペアリングしている間は気軽に変更して楽しむといいと思います。
スマホやタブレットではない、アプリをインストールしていない機器とペアリングしている間は最後の設定がそのまま適用されます。(ので、例えば右耳にアシスタント起動を設定してNintendo Switchとペアリングしているとアシスタント機能は無効になります)

アクティブサウンドコントロール

イヤホンが装着されている状態で、使用者が動いてる止まってる、乗り物に乗っているを判定して、外音取り込みモードやノイズキャンセリングモードを切り変えてくれる機能です。普通にすごい。
なんですけど、デフォルトだと切り替えの度にアナウンス音声が入ります。音楽ならいいですが、オーディオブックだとかラジオ・ニュースを聞いている場合は邪魔になるので、一度体験したら通知アナウンスは切っておくのをお勧めします。
どんな時に切り替わるかというと、歩いている時はノイズキャンセリング、線路際など大きな音のエリアでは外音取り込み→電車待ちで立ち止まるとノイズキャンセリング→電車の乗り込み時に一瞬外音取り込み→電車が動き始めるとノイズキャンセリング→電車を降りると外音取り込み……結構頻繁に切り替えてくれるので通知がうるさいんですね。
通知を切ると滑らかに切り替わっていくのでありがたみが逆に分からないので、一回は通知オンのままで出かけて、切り替わりタイミングを聞いてみるといいと思います。

ペアリング

5台まで登録情報の保持が可能です。私はものすごい頻繁に切り替えるのでとても助かります。先にイヤホンを付けて、最後にペアリングしていた機器を立ち上げると自動でペアリングしてくれるのが当たり前のようでいて結構嬉しい。ペアリング登録も両耳の面部分に同時にふれておけばペアリングモードになる、という操作性の良さが素晴らしいです。
ただ、iPhoneでアプリからペアリングを試みるとあんまりうまくいかなくて、切り替え時はiPhoneの「設定」からイヤホンを選ぶことになっているのがなぜなのか良く分からない…。
※2022.08.06追記→本件iPhoneでもともと使っていたAssistive Touch機能&ショートカット機能を使い、ホーム画面から一発ペアリングできるようにしたら快適度が劇的に改善したのでiPhone&iPadユーザーは是非お試しください。

マイク

正直仕事にこのイヤホンを使いたくないのであまり使用していませんが、一度やむに已まれずペアリングが楽なこのイヤホンを持ち出したことがありますが、耳からよくこの声を拾うな~と思うくらいには良く音を拾います。
かつ手元のキーボード音はキャンセルしてくれているのかあまり入らなかったのもポイントが高いです。

総評

純粋に音楽が聴きたい時、聞けるときには文句なしにおすすめ。軽く小さく邪魔にならず、バッテリー持ちもいいし、遮音性が超絶良い。
イコライザで音色を調整して、例えば低音を強調してカッコよくした音楽を聴いたりするのは大変楽しいものです。
高すぎる遮音性が仇になりますので、家族と一緒の部屋にいるときなど、急に話しかけられることが想定される場合は外音取り込みモードや片耳使用も利用していきましょう。
そういう意味で、色々な環境への対応力もあり、総合力が高い。
ついでにいうと、大人気漫画の鬼滅の刃や初音ミクさんとのコラボレーションモデルをこのハイエンド機種で作っているのも好感が持てます。デザインがコラボというには控えめ?で個人的な好みとは違ったのでコラボデザインの購入には至りませんでしたが……。
イヤホンのタッチ面用は難しいでしょうけど、ケース用のデコシールとかあると楽しいかもですね。(いや、好きな人は言われなくても自作するんでしょうけど)